2022年10月23日〜2022年11月26日
オーストラリア一周一人旅に行ってきました。
2020年3月、ワーキングホリデー2年目取得を目指し、毎日トンガ人と一緒にラズベリーファームでひたすらラズベリーを摘んでいた私。
ようやくゴールとなる3ヶ月間の勤務が終わる頃、新型コロナウィルスのパンデミックが発生し、日本へ緊急帰国しました。
1年目のVISAが１ヶ月残っていたから、Byron Bayに住む友達に会いに行こうと航空券を取った2時間後、キャンセルして日本行きの航空券を買ったあの日。
あれから、約2年半。
「またオーストラリアに行きたい」
その一心でずっと生きてきた。
コロナ禍で先行きの見えない不安の中、
いつまた国境が開くかも分からず、
定職にもつけず、
遠距離の彼とは約3年会えないまま、
もやもやした気持ちでずっと宙ぶらりんのような感覚で生きてきた。
日本には帰国せず、現地に残ることを選んだ友達のSNSを見ては羨ましく思ったり
あの時自分も、日本に帰国せず現地にいることを選択していたらどうなっていたのかな？と考えたり。
でもきっと現地に残っていたら、残ったなりの苦労があっただろうし
もし日本に帰国していなかったら、コロナ禍のステイホームで得た濃密な家族や甥っ子との時間もなかったし、大好きな祖父母の最期も見届けられなかった。
コロナで失ったものもあったけど、コロナで得られたこともたくさんあったから。
「私はこれでよかったんだ」と、あの日の自分の選択に後悔はしていません。
それでもやっぱりオーストラリアへの想いは消えず、消えるどころか日に日に強くなるばかり。
ラズベリーのトゲに傷だらけになりながら一生懸命働いた日々の私のためにも、世の中の流れも変わりつつある2022年の春、ついにワーホリ2年目のVISAを申請しました。
VISAは拍子抜けするくらいすぐ無事におりたものの、そこから立て続けに身内の不幸が重なったり、家族の健康面も心配が増えたりと。
2年もあれば家族の状況も環境も変わる。
タスマニアのラズベリーファームで働いてた20代のあの頃のまま延長していく2年目と、帰国して約2年半経って30代でもう一度いく2年目の重みを実感しました。
そしたら今度は、「何しに行くのか？」問題に直面し、
「またオーストラリアに行きたい」一心だったはずが、
周りからの言葉に答えられないことに自信をなくした。
2年前は「いつ戻れるか？」先の見えない不安に悩んでいたのに、
2年後いざ国境が開いたら、行くことにビビってる私。
そんな私に、
（行く理由が）
「分からない でいいんだよ。
分からない だって答えだよ」
と心友が言ってくれて、心の緊張がほどけてホッとして涙が出た。
安心したら、「やっぱりオーストラリアに行きたい」と素直に思えた。
だから、
分からない私 で堂々と
「分からない」の答えを探しに行くことにした。
そこからは、心の中にあったもやもやをすべて断ち切るように、
約3年遠距離した彼に別れを告げ、
コロナ禍の2年半お世話になった仕事を辞め、
1年間「ワーキングホリデー」に行くのではなく、1ヶ月間「ホリデー」を楽しむことに切り替え、
オーストラリア一周旅行の壮大なプランを立てることにしました。
誰のためでもない、自分のために行く旅。
食べたいもの食べて、
行きたいところに行って、
やりたいことやって、
会いたかった人に会いに行く旅。
この約2年半の想いの分、思いっきり楽しんでくる旅。
そんな私のオーストラリア一周一人旅のはじまりはじまり。
I'm back, Sydney♡
