RESTAURANT NOTE

"bills"愛語らせて|Let me talk about how much I love bills

スポンサーリンク

 

今日は、私が大好きなオーストラリア・シドニー発祥のレストラン"bills(ビルズ)"について熱く語りたいと思います。

 

 

私は小さい頃から海外に憧れを持ち、海外の番組や雑誌を見ては、いつか外国に行くことを夢見ている子供でした。

 

ある日、当時加入していた『WOWOW』で放送されていた『朝からウマイ!ビルの幸せブレックファスト』という番組に出会いました。

そう、これこそが"bills"が日本に上陸される前に放送されていた、"bills"の創始者であるBill Granger(ビル・グレンジャー)さんの料理番組だったのです。

 

いつから、どんなきっかけで観始めたのかは忘れてしまいましたが、私はこの番組が大好きでした。放送時間は確か朝早かったのですが、いつもこの番組のために頑張って起きては、ビルの作る美しい料理の数々と海外の雰囲気に虜になっていきました。

 

シンプルな食材で、シンプルに作るレシピ。

家族や友達みんなで朝ごはんを囲んで食べる時間。

しあわせな朝ごはんから始まる、最高の一日。

 

その30分間の短い番組の中には私の憧れすべてが詰まっていました。

 

 

こんなにも私が"bills"の虜になったのは、単に料理が美味しそうだからとかだけではなく、ビルの作り出す世界観すべて。

 

「おいしい朝ごはん」「大切な家族」があればしあわせ。

 

そんな当たり前で大切なことを、ビルから教えてもらった気がします。

 

そして、画面から溢れ出てきそうなその自然でカラフルな世界に、私も飛び込みたい。いつかこんな暮らしがしたいと強く想ったのを覚えています。

 

 

 

それから数年後、日本の七里ヶ浜に"bills"の第一号店がオープンしました。

「あの"bills"!?」と驚きと喜びで大興奮の私は、もちろん早速オープンして間もない"bills 七里ヶ浜"へ。

 

 

幼なじみの男の子とドライブで食べに行ったこと、

七里ヶ浜の砂浜で整理番号が呼ばれるまで1時間以上待ったこと、

"bills"のお店に実際に足を踏み入れた感動、

夢にまで見たスクランブルエッグが目の前に提供された時、

車から駐車券が届かなかったこと、

すべてを走馬灯のように覚えています。

 

 

あの時彼は、「スクランブルエッグに1,000円以上・・・!?」と言っていましたが、私にとっては1万円払ってでも食べたい、夢のような憧れのスクランブルエッグでした。

 

 

「世界一の朝食」といわれたスクランブルエッグに、有名なリコッタホットケーキ。

 

"bills"のおいしい料理はもちろんのことですが、"bills"にはそれ以外にもう一つ大きな魅力があります。

それは、きっと日本でもシドニーでも"bills"に一度行ったことがある人なら一度は感じたことがあるであろう、"bills"というお店の持つ独特の「雰囲気」です。

 

 

海外に憧れが強かった私ならではかもしれませんが、それはまるで、たとえ日本にいたとしても、まるで海外にいるかのような錯覚を起こす不思議な空間。

 

朝早くから、ちょっと贅沢して、家族や友達とホットケーキを分け合うしあわせな時間に、別世界のように流れるゆったりのんびりとした空気。

 

"bills"というレストランには、そんな不思議な魔法があって、きっと多くのお客さんは料理以上にその空気感が恋しくなって、また味わいたくて、"bills"に戻ってくるんじゃないかなぁ…と思うのです。

 

少なくとも、私はその一人であり、もはや代表です。

 

 

だから、そこから約10年後、まさか私がオーストラリア・シドニーにいて、本場の"bills"で働ける日が来るなんて、本当の本当に夢のようでした。

 

 

レジュメ(履歴書)を持ってドキドキしながら"bills Surry Hills"の扉を開けたあの日。

 

まさかのちょうどその日はSurry Hills(サリー・ヒルズ)店のリニューアルオープンの日で、さらにまさかは目の前にいるのはBill Granger(ビル・グレンジャー)さんご本人!!!

 

「ビビビビビビ・・・・・・!!!(ビル)」

 

と固まる私に、優しく話しかけてくれたビルさん。ご本人にレジュメを渡せた奇跡。すべてがミラクルで、引き寄せの法則でも自分の運命でも、もうなんでもいい!とすべてに感謝しました。

 

この時のレジュメは結果としてダメだったけれど、それ以上に貴重な体験となりました。

 

"bills"創始者であるBill Grangerさんご本人と

 

そしてその翌年、ワーホリとして初めて勤務したのが"bills Surry Hills"の店舗。

たったの半年間でしたが、大袈裟かもしれないけれど、私の大切な大切な人生の記録です。

 

 

"bills"のスタッフでありファミリーのみんなと交わす毎日の「おはよう」のハグも

常連さんから「Hi, Sonoka!」と当たり前のように呼んでもらえたことも

納品の業者の人に「You are here everyday!(毎日いるね!)」と笑われたことも

まかないでパンケーキが食べれたことも

最初は半分も食べられなかったのに、数ヶ月後にはベーコンまで付けて完食していたことも

 

 

全部全部が良い思い出であり、私の人生の中できっと絶対に忘れられない、しあわせでおいしい半年間でした。

 

 

私の人生で、"bills"というレストランに出会えて本当によかった。

シドニーに行ってよかった。

 

心の底から、そう思います。

 

 

This is how much I love bills♡

 

スポンサーリンク

  • この記事を書いた人

Sonoka

「LIVE to EAT」 〜食べるために生き、食べるために働き、食べるために動く〜をモットーに、学生VISAとワーキングホリデーVISA、2年間のオーストラリア・シドニー留学を通して自身が経験したオーストラリアについて発信する。 留学・海外生活・観光・食、「これを見たら全部分かる!」オーストラリア・シドニーの総合サイトを目指します!

-RESTAURANT, NOTE

© 2024 LIVE to EAT in SYDNEY Powered by AFFINGER5