こんにちは。Sonokaです。
日本でも大人気!オーストラリア・シドニー発祥のレストラン"bills(ビルズ)"
現地の"bills Surry Hills(ビルズ サリー・ヒルズ)"店で働き、ほぼ全てのメニューを食べ尽くしてきた私が"bills(ビルズ)"のメニューについてご案内します!
WELCOME!
※ご紹介するメニューは、2019年の"bills Surry Hills(ビルズ サリーヒルズ"店のものですが、メニューの内容は基本的に大きく変わらないので参考にしてみてください。
※メニュー内容や「オススメのオーダー」は、店舗によりオーダーできないものもあります。
目次
"bills"のメニュー(朝食)
こちらのピンク色のメニューが、"bills(ビルズ)"のBreakfast(朝食)メニュー。
オープン〜正午12時までオーダーすることが可能です。
APERITIF(アペリティフ)メニュー
食事と一緒に楽しみたいのが、食前酒である"APERITIF(アペリティフ)"!(赤枠で囲った部分)
「APERITIF(アペリティフ)」とは、フランス語で「食前酒」を意味する食事の前に飲むお酒のこと。
メインの食事に入る前に、みんなで集まって乾杯をし、おしゃべりしながらお酒とおつまみを楽しむひと時を持つというフランスの文化から生まれました。
一般的に「APERITIF(アペリティフ)」にはアルコール度数が低い・スッキリとした味の飲みやすいものが好まれます。
また、食前酒には食欲増進の効果もあります。
belini(ベリーニ)
white peach bellini
-prosecco and white peach puree($17.00)
(ホワイトピーチ・ベリーニ
-プロセッコ&白桃ピュレ)
prosecco(プロセッコ)と呼ばれる白のスパークリングワインと白桃ピュレで作られたカクテル。
スパークリングワインのスッキリした爽やかさと、白桃ピュレのやさしい甘みとトロッとした食感が美味しい、フルーティで非常に飲みやすいカクテル。
見た目にも美しい綺麗なピンク色をしていることから、お祝いの席にもピッタリであり、女性からも大人気!
bloody mary(ブラッディ・メアリー)
bills spiced bloody mary
-vodka, clamato, korean chilli, lime and coriander($18.50)
(ビルズ・スパイス・ブラッディ・メアリー
-ウォッカ、クラマト、コリアンチリ、ライム&コリアンダー)
bills(ビルズ)で働き始めた際、メニューについて教えてくれたマネージャーが口を揃えて言ったのが、
「bills(ビルズ)のお客さんには、billsのブラッディ・メアリーが飲みたいがために来るお客さんがいるんだよ!それほどbillsのブラッディ・メアリーは最高に美味しいんだ!」
ウォッカにclamato(トマトジュース)を混ぜて作られたカクテル。
トマトジュースの香りとドロッとした舌触りに、塩・胡椒・チリが味をピリッと引き締めます。
billsレシピの「bloody mary(ブラッディ・メアリー)」は元から結構辛めに作られていますが、辛いのが好きな人はここにさらにタバスコを加える強者もいました。
名前の由来?
bloody mary(ブラッディ・メアリー)
「bloody mary(ブラッディ・メアリー)」とは、直訳すると「血まみれのメアリー」という意味。
16世紀のイギリス女王・メアリー1世が呼ばれていた名前で、彼女の歴史上の残虐な迫害から「血まみれのメアリー」として知られるようになったそうです。
「bloody mary(ブラッディ・メアリー)」の真っ赤なトマトジュースを血に見立て、メアリー1世が呼ばれていた名前がこのカクテルの由来となりました。
時には売り切れになることもあった、このbillsレシピのブラッディ・メアリー。一度は是非トライしてみて!
billsレシピの「bloody mary」は元々結構辛めに作られています。タバスコなどを加える前は必ず味見をしてみてね!
laherte frères(ラエルト・フレール)
laherte frères blanc de blancs brut nature nv, france($25.00)
(ラエルト・フレール ブラン・ド・ブラン・ブリュット・ナチュール)
きめ細やかな泡が特徴で、柑橘系でサッパリとした味わいのシャンパーニュ。
お祝いごとやイベントには、ぜひこのシャンパーニュがオススメです。
negroni sbagliato(ネグローニ・ズバリアート)
campari, belsazar red vermouth and prosecco($18.00)
(カンパリ、スイートベルモット&プロセッコ)
「negroni sbagliato(ネグローニ・ズバリアート)」とは、「間違ったネグローニ」の意味。
日本ではあまり聞き慣れない・飲み慣れないカクテルですが、現地では特に男性の方がオーダーしていました。
『negroni(ネグローニ)物語』
かつて、イタリア・フィレンツェのレストラン「カソーニ」で、バーテンダーが常連客のNegroni(ネグローニ)伯爵に考案したカクテルがありました。
そう、それが「negroni(ネグローニ)」というカクテル。
「negroni(ネグローニ)」は、カンパリ、ベルモット、ジンで作られているカクテルでした。
1972年のある日、イタリア・ミラノのバー「バッソ」のバーテンダーが「negroni(ネグローニ)」を作る際、間違ってジンの代わりにスパークリングワイン(prosecco:プロセッコ)を入れてしまいました。
「いけないいけない!」と思ったバーテンダーは、カクテルを捨てる前に気になってちょびっと味見をしたのでしょう、その間違って作られたカクテルは意外や意外、一種の風味があっておいしかったそう。
そこから、この間違ったレシピで作られた「間違ったnegroni(ネグローニ)」は、イタリア語で「間違い」を意味する「sbagliato(ズバリアート)」をつけて、「negroni sbagliato(ネグローニ・ズバリアート)」というカクテルが生まれたそうです。
カンパリの苦味にスイートベルモットの甘い風味、ジンの代わりのスパークリングワインが泡のシュワッとさをプラスした、飲みやすい食前酒に仕上がっています。
私もバリスタ兼バーテンダーの同僚に初めて聞いた時はなんて面白いエピソードのあるカクテルなんだ!と感動しました。
以上、"bills(ビルズ)"のAPERITIF(アペリティフ)メニューについてご案内しました。
次回はFRUITS, GRAINS, CEREALS(フルーツ、グレイン、シリアル)についてご案内します!
Are you ready to order?